恵愛保育所子育て支援ホール
●設計事例の所在地:
奈良県御所市
●面積(坪):
60
●建物の種類(大分類):
医療・福祉施設
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
新築する子育て支援ホールをピロティ状の建物にすることで、既存園舎との段差を解消し、中庭状の広場を設けて既存園舎とつなげました。指つめ防止ゴムのついた折れ戸を開放することで、内部と外部が一体となります。構造は鉄骨造のワンルーム空間ですが、園児の触れる箇所は、壁、床とも、仕上げは木製としています。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
既存の住宅を増改築しながら保育所として利用していたので、出入りする工務店はあるが、新築として気軽に 相談できる設計者がいなかったこと。
依頼者があなたに依頼した決め手:
共通の知り合いの教会の牧師さんの紹介。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
既存の保育所の床レベルが、現状より2m近く高いため、園児のアプローチをいかにスムーズにするかが課題 であった。鉄骨造で、床レベルをあげ、園児が階段も数段は利用することができるよう、床レベルを設定し た。中間には中庭を設け、テラス場の広場を設けました。
依頼者の声:
部床のフローリングの隙間に、子供が悪さをして、ものを入れたりした時はどうするかなど、使い勝手の改 善点を求められたりしました。園長先生や保母さんたちが、率直に良い点、悪い点を指摘くださいます。そう 言う意味ではご迷惑をおかけしたと思いますが、ある意味、フランクな関係が築かれて良かったと思っています。
その他の画像:
中庭に面した折れ戸、高窓。外壁は一部に透過性のある材料を使用し、近隣へのプライバシーと採光を確保。
遊戯室としても使えるよう、大きなワンルームとしています。折れ戸を開くと、中庭を介して既存園舎と繋がります。